引っ越しする際のハウスクリーニングの料金相場は?費用を各社比較してみました!

2019年12月9日

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引越しするときに次の人がキレイな部屋に住むために、退去後には大掃除が行われますし、その場合にはお掃除のプロであるハウスクリーニング業者が入ることがよくあります。

賃貸住宅の場合は、退去後に不動産屋さんや大家さんがハウスクリーニングを依頼するのが一般的です。

そしてハウスクリーニングにかかった費用は敷金から引かれることになります。そのため、汚れがあったり大きな傷が残っていたりすると敷金の返金が少なってしまいかねません。

特に換気扇の油汚れや、お風呂のカビなどは借りていた人に原状回復が求められる場所ですので、クリーニング代として敷金から引かれる原因になります。

場合によっては、できるだけ安い料金でハウスクリーニングをしてくれる業者を見つけることで、返ってくる敷金が増えるかもしれません。

また、賃貸契約の内容によっては借りていた人が自分で依頼しなければならないケースもあります。この場合には、大家さんの推薦業者があるかもしれませんが、自分で選んだ方がより安くてしっかりとした業者を選びましょう。

分譲マンションや持ち家から退去する方で、その物件を売りに出すのであれば、入居希望者が内覧する前に家をキレイにしておこうと思われると思います。

ところが、自分でやってもなかなか汚れが落ちなかったり、行政関係の手続きや引越し業者や不動産屋さんとの連絡に忙しくて時間が無くて難しいという方も多いと思います。

そんな方にもハウスクリーニングに依頼することで、落とすのが大変なコンロ回りの油汚れや浴室などの水回りのカビ取りから、網戸や窓ガラスから各部屋の掃除機がけなど、プロならではの技術でしっかりとキレイにしてもらいましょう。

この記事では、引越しするときにハウスクリーニングを入れるメリットを解説しながら、実際にやってもらうならどんな業者がいいのかを紹介していきます。

引っ越し用のクリーニングプランがおすすめ!

実は、引越し前後でまだ家具などの荷物が入っていないタイミングは安くハウスクリーニングするまたとないチャンスです。

「引越しプラン」や「空室プラン」として、通常料金よりも安く家中をクリーニングしてもらえます。

引越し前後だと家具や荷物がないので手間がかからない分普通に依頼するよりも安い価格になっているという訳です。

引っ越し時のハウスクリーニング料金相場は?

特定の場所ではなく、家中をクリーニングしてくれるプランですと、部屋の間取りによって料金が決められています。

また、アパート・マンションなどの集合住宅と一戸建てで料金の価格帯が変わってきます。一般的な相場を一覧にしてご紹介します。

間取りごとに作成していますが、それぞれの部屋の大きさや汚れ具合によって一概に言い切れない部分がありますので、価格幅を広めにしています。

アパート・マンションのクリーニング料金相場

ワンルーム・1K 26,000円~55,000円
1K~1DK 35,000円~77,000円
1LDK~2LDK 48,000円~98,000円
3LDK~4LDK 62,000円~106,000円
5LDK以上 74,000円~158,000円

一戸建てのクリーニング料金相場

2LDK~3LDK 60,000円~121,000円
3LDK~4LDK 73,000円~148,000円
5LDK以上 87,000円~176,000円

引越し時のクリーニングでおすすめの業者は?

重要なのは、家事のお手伝いさんではなく、ハウスクリーニングのプロであることです。

よくある「お掃除代行」というサービスは、自宅にある道具を使って私たちの代わりに掃除をしてくれるサービスです。

そういったサービスは比較的安く提供されていることもありますが、市販されてない薬剤やブラシでのカビ取りや、普段のお掃除では手が届かない部分までの徹底的なクリーニングをして欲しいなら、訓練されたプロが来てもらえるお店を選びましょう。

また、プロが来てくれると思ったのに実際に来たのはアルバイトということがあるので、きちんとした人が来てくれるかも比較する際の重要な観点です。

女性の一人暮らしの方は、いくら業者でも男性が家に上がるのに抵抗があるかたもいると思います。お店によっては女性スタッフの派遣希望を事前に相談できることがあります。

他にも、「引越しセット」のセット内容にも注目する必要があります。

キッチン・レンジフードや浴室、トイレ・洗面所といった主だった場所は当然含んでいることを前提にしても、レンジフードの換気扇内部や浴室の内側までの分解クリーニングはオプションだったりします。

基本料金の対応範囲とオプションの充実さも評価点として注意してみましょう。

それではここからは、おすすめのプランをご紹介していきます。業者毎の料金や費用、サービス内容をもとにランキング付けしています。

おそうじ本舗の「お引越し前・後まるごとクリーニング」

おそうじ本舗の強みは全国1,462店舗(2019年10月時点)に加盟店をもち、土日夜間でも来てくれる対応力が強みです。

また、派遣されるスタッフは14日間の集中研修と修了審査を通過しており、女性スタッフを指名することができます。(必ずしも女性が来てくれるとは限らないそうですが)

また、引越し手続き中で忙しい人向けに申込から3日以内で来てくれる特急オプションもあります。

クリーニング範囲は、「キッチン/換気扇/浴室/洗面所/トイレ/ガラス・サッシ」と基本を抑えつつ、押し入れ・クローゼット・畳・スイッチプレート・照明・ドア・天井・壁面・靴箱・玄関の簡易清掃と専門機材を使ってフローリングとカーペットの清掃までしてくれます。

ちなみに、部屋に荷物がある場合でも「在宅まるごとクリーニング」として、対応してくれます。

この場合簡易清掃とフローリング・カーペット清掃がなくなり料金も1.5倍程度になってしまいます。

逆に言うと、空室状態だと安くて手厚いサービスが受けられるとも言えます。

おそうじ本舗の在宅丸ごとクリーニング

サービス価格(税抜)は部屋の間取りで価格の範囲が定められており、クリーニング箇所の広さや状態、汚れの程度で増加する可能性があるとのことです。

そのため、インターネットで見積もりをすることもできますが、できれば事前に家に来てもらいきちんと見積もりをとることをおすすめします。

 

おそうじ革命の「空室クリーニング」

おそうじ革命公式サイト画像

おそうじ革命は日本全国に約200拠点をもつ現在成長中のハウスクリーニング業者です。

業界最長の45日の研修を受けた高いスキルを持ったスタッフを派遣しながら、移動にバイクを使うことでコストカットをすることで低価格でありながら高品質を実現しています。

第2位の理由としては、低価格高品質は高評価ですが、料金設定が複雑で分かりにくいことと、レンジフード内部などの換気扇内部がオプション対応であること、拠点の数がおそうじ本舗に劣ることの3点からおそうじ本舗に次ぐ順位とさせていただきました。

一方で、1位のおそうじ本舗より優れている点としては、床のワックスがけをしてくれることです。

退去する部屋にそこまでする必要があるかは場合によりますが、入居前であれば嬉しいサービスですね。

清掃箇所は、キッチン・浴室・トイレ・洗面所といった水回りに加えてガラス・サッシ・網戸、ベランダ、壁天井のホコリ除去、床清掃(ワックスかけ)、扉・スイッチ・コンセントなどの建具、エアコン(表面のみ)、玄関まわりと幅広い範囲が標準箇所として設定されています。

どの部屋も共通で換気扇内部はオプション対応であることに注意してください。

おそうじ革命の「空室クリーニング」には、徹底清掃と簡易清掃の2プランがあります。

徹底清掃とは、薬剤を使い汚れを落としていく清掃です。一方簡易清掃は、基本的には薬剤は使用せず、手アカやほこりが気になる場合感じられる場合向けとのことです。

床のワックスがけは徹底清掃にのみ含まれており、簡易清掃ではオプション料金がかかります。

 

なお料金設定は部屋の間取りではなく、広さ(平米数)によって明確に定められています。

間取りの参考料金の一覧表がおそうじ革命のホームページに載っていましたので、こちらに引用しておきます。

マンション・アパート・平屋のクリーニング料金

平米数 徹底清掃パック 簡易清掃パック
25㎡未満一律 24,750円 13,750円
25㎡以上 1,045円(㎡単価) 550円(㎡単価)
以下参考料金
25㎡(ワンルーム~1K) 26,125円 13,750円
35㎡(1DK) 36,575円 19,250円
45㎡(1LDK~2DK) 47,025円 24,750円
65㎡(2LDK~3DK) 67,925円 35,750円
80㎡(3LDK~4DK) 83,600円 44,000円
90㎡(4LDK~5DK) 94,050円 49,500円
100㎡(5LDK~6DK) 104,500円 55,000円
除菌消臭オプション
25㎡未満一律 13,750円
25㎡以上 550円(㎡単価)

戸建て・テラスハウスのクリーニング料金

平米数 徹底清掃パック 簡単清掃パック
25㎡未満一律 27,500円 13,750円
25㎡以上 1,100円(㎡単価) 550円(㎡単価)
以下参考料金
25㎡(ワンルーム~1K) 27,500円 13,750円
35㎡(1DK) 38,500円 19,250円
45㎡(1LDK~2DK) 49,500円 24,750円
65㎡(2LDK~3DK) 71,500円 35,750円
80㎡(3LDK~4DK) 88,000円 44,000円
90㎡(4LDK~5DK) 99,000円 49,500円
100㎡(5LDK~6DK) 110,000円 55,000円
除菌消臭オプション
25㎡未満一律 13,750円(㎡単価)
25㎡以上 550円(㎡単価)

 

ダスキンの「ハウスワイドサービス」

ダスキン公式サイト画像

ダスキンは業界最大手だけあって日本中に拠点があるハウスクリーニング業界で最大手です。

ただし、引越しハウスクリーニングについては「高めの料金設定」がネックとなってランキング3位にさせたいただきました。

清掃箇所は基本を押さえたAセットと、掃除機掛けや拭き上げ(ダスティング)がついたBセットの2つが提示されています。

料金設定は、間取りで目安が示されていますが、あくまでも標準料金で、事前に部屋の広さや汚れ、要望のヒアリングを加味して見積りを出してくれるそうです。

他の業者と比較すると掃除機かけや拭き掃除がないAセットは上位2社と変わらない価格ですが、それらを含んだBセットで料金を比較すると一回り高い料金設定となっています。

マンション・アパート・平屋のクリーニング料金

部屋タイプ 目安面積 Aセットの標準料金 Bセットの標準料金
1R/1K 24m² 26,400円(税抜24,000円) 30,800円(税抜28,000円)
1DK 30m² 46,200円(税抜42,000円) 53,900円(税抜49,000円)
1LDK/2DK 40m² 69,300円(税抜63,000円) 77,000円(税抜70,000円)
2LDK/3DK 60m² 91,300円(税抜83,000円) 100,100円(税抜91,000円)
3LDK/4DK 80m² 96,800円(税抜88,000円) 107,800円(税抜98,000円)
4LDK/5DK 100m² 107,800円(税抜98,000円) 121,000円(税抜110,000円)
5LDK/6DK 110m² 133,100円(税抜121,000円) 149,600円(税抜136,000円)

戸建てのクリーニング料金

部屋タイプ 目安面積 Aセットの標準料金 Bセットの標準料金
2LDK/3DK 70m² 100,100円(税抜91,000円) 107,800円(税抜98,000円)
3LDK/4DK 90m² 116,600円(税抜106,000円) 127,600円(税抜116,000円)
4LDK/5DK 110m² 126,500円(税抜115,000円) 139,700円(税抜127,000円)
5LDK/6DK 130m² 148,500円(税抜135,000円) 165,000円(税抜150,000円)

ダスキンの最大の長所は「日本全国に拠点がある」ことなので、もしもランキング1位のおそうじ本舗と2位のおそうじ革命に見積もり依頼をしたのに対応地域外だと言われてしまっても、ダスキンなら来てくれる可能性があります。

そういう意味の保険としてダスキンも候補として考えてみてはいかがでしょうか。

参考:くらしのマーケット

引越し用のプランがある訳ではありませんが、繁忙期などに上記のお店が全て埋まっていて使えない場合のおすすめは、『くらしのマーケット』です。

こちらは地元の業者とのマッチングサービスとなっていて、サイトの口コミなどをもとに自分で業者を選んで申し込む形になっています。

費用の面や、融通の面では大手のお店よりもコスパが良い業者も混じっていますので、自分で来てくれる方を探したい方はこちらをご参考にしてみては如何でしょうか。

 

賃貸物件の退去時にクリーニングは必要?

多くの場合は退去後に大家さんが専門業者に依頼してハウスクリーニングと必要に応じて修繕工事をします。

そしてその費用の全てまたは一部を敷金で相殺して残った分を借りていた人に返すことになっています。

つまり退去時に自分でハウスクリーニングを依頼する必要はなく、マナーとして可能な範囲での簡単な掃除で良いということです。

退去時にハウスクリーニングをすべきかどうかの判断基準として、借りるときに交わした契約書を参考にしましょう。

「敷金から原状回復費用を引かれる」などと書かれていた場合、退去後にかかったクリーニング代や修繕費用が敷金から引かれるという意味になるので、自分で原状回復のためにきれいにすることで返還される敷金を増やせるかもしれません。

一方で、「ハウスクリーニング代として家賃〇か月分を敷金から引かれる」などと明記されていた場合には、事前の掃除の有無にかかわらず引越し後に貸主が一律でハウスクリーニングを依頼するということが考えられます。

どちらにせよ、自分でハウスクリーニングを入れる場合は、きちんと大家さんや不動産買会社に、自分の選んだ業者を使っていいか、またその場合に敷金の返金は増えるのかを確認すると後々のトラブルを防げますので必ず事前に連絡しましょう。

ちなみに「原状回復」というのは、つまるところ「借りる前の状態に戻す」という意味ですが、どこまで戻すのかについては、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」という、借主の原状回復の費用負担に関する指針を示しています。

これは大家さんが賃貸の契約書を作るときにに参考にするような一般的な基準として示されたもので法的強制力はありません。

このガイドラインによると、「原状回復」とは「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務(※一般的・客観的に要求される程度の注意をしなければならないという注意義務)違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義されています。

そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、毎月支払っている家賃に含まれるものとされています。

つまり、原状回復は、普通に生活している中で起きた劣化や破損を借りた当時の状態に完全に戻すことではないということです。

詳しい内容は『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について』(国土交通省)をご覧ください。

持ち家や分譲マンションの引越しの時はどうすればいいの?

退去後に自宅を売却するなら、プロのハウスクリーニングをしてもらって家中を徹底的にキレイにしてもらうことで、査定額や買い手のつきやすさが上がることが考えられます。

買い手の気持ちを考えるとキッチンの油汚れや浴室のカビなどは、目につきやすいので内覧の際に指摘されやすい部分です。

買い手が持っている理想的なイメージは新築が基準になっています。中古物件を見に来ていても、心の中では新築同様に清潔な部屋に入居したいと考えています。

そのため、買い手から見ると、普通に掃除した浴室やキッチンは、どうしても生活感や使用感が残っているように見えてしまうかもしれません。

ハウスクリーニングに数万円をかけるだけで入居したいと思ってもらえる家になるのであれば、プロの手でお掃除をしてもらって、万全の状態で内覧客を迎えるほうが良いと思います。

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ヘヤピカ 編集部

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